仮定法 文法

仮定法

直説法

直説法は現実にあり得ることを述べる場合に用いる。

If it rains tomorrow, I won't go.

もし明日雨が降れば行きません。

If this is true, he must be dead now.

もしこれが本当なら、彼は今頃死んでいるに違いない。

If you have finished your work, let's go for a drink.

仕事が終わったなら、一杯飲みに行こうよ。

※ go for a drink(熟)(一杯)飲みに行く

It's safer if we go by bus.

私たちはバスで行ったほうが安全だ。

【解説】

if節は現在・未来の条件を述べる場合は動詞の現在形、過去の条件を述べる場合は現在完了形を用います。

〈if節に過去形を用いる場合〉

If she saw me yesterday, maybe she said good-by to me.

もし昨日彼女が僕を見たら、僕にさようならを言ったかもしれない。

※ 見たか見ていないか不明な場合は過去形を用いる(仮定法過去)。

仮定法① 仮定法過去

仮定法過去は、現実と異なる仮定、実現の可能性の低い仮定を表す。

If he worked harder, he would succeed.

もっと一生懸命働けば、彼は出世するだろうに。

If I were you, I would ask her out.

僕が君だったなら、彼女をデートに誘うけどなあ。

※ ask … out(熟) 〜をデートに誘う

If he were young, he would not have made such a mistake.

彼が若かったなら、そんな間違いはしなかったであろうに。

If we could fly, we could catch the bird.

もし私たちが飛べるならば、あの鳥を捕まえられるだろうに。

【解説】

if節は過去形を用い、帰結節は助動詞の過去形を用います。

仮定法過去の主語が単数の場合でも be動詞は was ではなく were を用います

仮定は if で述べられるとは限りません。

In your place, I would ask her out.

あなたの立場なら、彼女をデートに誘うでしょう。

仮定法② 仮定法過去完了

仮定法過去完了は、過去の事についての仮定を表し、過去の事実について反対の仮定を表す。

If I had worked harder, I could have bought a new car.

もっと一生懸命働いていたら、新しい車を買えただろうに。

If he hadn't become sick, he would have passed the exam.

もし病気にならなかったら、彼は試験に合格しただろう。

※ become(動)〜の状態になる

   become = becomeの過去分詞

※ sick(形)病気の

※ pass(動)通り過ぎる、合格する

If we had boarded the ship, we would be dead now.

もしその船に乗船していたら、我々は今頃死んでいるだろう。

※ board(動)〜に乗り込む、搭乗する

※ ship(名)船

【解説】

過去についての仮定を述べる if節は仮定法過去完了、帰結節は過去について述べる場合は完了形(助動詞は過去形)、現在・未来について述べる場合は過去形を用います。

仮定法③ wishを用いる仮定法

《仮定法過去》

現在の事実に反すること・現在実現不可能なことへの願望を表す。

I wish I were young.

私が若ければいいのだがなあ。

She wished she had a boyfriend.

彼女は彼氏がいればなあと思った。

※ 過去の時点での現在の願望

《仮定法過去完了》

過去の事実に反すること・過去に実現できなかったことへの願望・悔恨を表す。

I wish I had brought an umbrella.

傘を持ってくればよかった。

※ brought = bring 「持ってくる」の過去・過去分詞

He wishes he hadn't come here.

彼はここへ来なければよかったと思っている。

〈SV (that) + S + would〉

現状への不満・遺憾の気持ちを表す。

I wish it would stop raining.

雨がやめばよいのに。

"Shall I help you?"  "I wish you would."

「手伝いましょうか」「そうしてくれるとありがたいです」

仮定法④ 仮定法未来

if節に should、were to を用いて未来の確信度の弱い仮定を表す。

「仮に(もし万が一)~ならば」

《should =未来実現可能なこと》

If Ms. Abe should visit while I'm out, tell her I'll be back soon.

万一留守中に阿部さんが訪ねてきたらすぐに戻ると伝えてください。

※ 既婚女性の場合は Mrs. [mísiz]、未婚女性は Miss [mís]、区別なく呼ぶ場合は Ms. [míz]

《were to =未来実現可能・不可能なこと》

What would you do if you were to win the lottery.

万一宝くじに当たったらどうしますか?

※ = What will (would) you do if you should win the lottery.

※ were to の時の主節=仮定法過去

※ should の時の主節=仮定法過去 or 直説法

《were to = you を主語にして丁寧に要求・依頼》

If you were to move a little, I could see the TV.

少し動いてくださればテレビが見えるのですが。

※ little(副)少しは

仮定法⑤ 仮定法の考え方

仮定法は実際との心理的な距離を時制をずらして表現する。

If she were a man, she could do that.

もし彼女が男なら、それができるだろうに。

※ if節=現在・帰結節=未来

If she were a man, she could have done that.

もし彼女が男なら、それができただろうに。

※ if節=現在・帰結節=過去

If she had been a man, she could have done that.

もし彼女が男だったなら、それができただろうに。

※ if節=過去・帰結節=過去

I wish I could pass the test.

テストに合格できればなあ。

※ 現在についての願望

I wish I could have passed the test.

テストに合格できていたらなあ。

※ 過去についての願望

【解説】

仮定法の基本

・現在・未来についての仮定は過去形で表します。(仮定法過去)

・過去についての仮定は過去完了形で表します。(仮定法過去完了)

述べている事と時制が違うので「仮定法過去」「仮定法過去完了」という言葉に惑わされないように注意してください。

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